岸町 熊野神社 と 岸町2丁目

熊野神社の由緒

創立年月は定かでないが、新編武蔵野風土記稿によれば当地は宇戸澤村と称していた。

当社の創建は岸村の開村の頃と伝えられ、元禄六年(1893年、江戸時代、徳川綱吉の頃)の「御検知御図帳」には「当社地の義任先規に除地せらる」と記載されているところから、江戸時代の初期には既に奉斎されていたものと考えられる。

かつて当社は南谷(岸町三丁目)にあったが、明治十九年十二月十一日に無格社稲荷神社を合祀の上、同社の境内であった現在地に遷座した。この稲荷神社は、三日月形をしている岸村(岸町)全体を見下ろす高台に位置するところから、昔より「月見稲荷」と呼ばれ、現在も本殿前に祀られている。また、境内には諸神様、木曽御嶽塚が祀られている。

主祭神は伊非諾尊(いざなぎのみこと)、速玉男命(はやたまのみこと)、事解男命(ことさかおのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、武南方命(たけみなかたのみこと)で、内陣には本地熊野大権現像が安置されている。本殿、拝殿は明治二十一年五月に造営されたものである。

祭事は元旦の元朝祭、三月十五日の月見稲荷の祭り、四月十四日の春の大祭、七月十四日の天王様、十月十四日の秋の例大祭の年五回ある。

岸町地内には神仏分離以前に当社の別当であった曹洞宗月村山長田寺がある。

この寺は江戸時代の初期に当地を知行していた長田金平氏が建立し、みずからの姓を寺号

としたと伝えられる寺である。

岸町地名の変遷

江戸時代は宇戸澤村→岸村、明治前期は岸村、明治中・後期・大正前期は仙波村大字岸、大正十一年十二月一日に川越市に編入されて大字岸となり、昭和二十九年二月一日に喜志町(岸町)から現在の岸町一丁目、二丁目、三丁目に分かれた。

令和三年元旦 岸町熊野神社崇敬会

川越市岸町2丁目自治会

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